初心者向け日帰り登山・必須アイテムリスト。
日帰り登山は、宿泊を伴う本格的な登山に比べて、手軽さと身近さがありながら、登山の醍醐味もしっかり味わえるのが最大の魅力です!
今回は、登山の初心者の方に無理なく安全に登山を楽しむための、必要な服装の選び方と、持っていれば安心なアイテムについての解説をしてみたいと思います。
日帰り登山の魅力

日帰り登山は、大自然の中でリフレッシュしつつ、手軽に運動と達成感を味わえる素晴らしいアクティビティです。
短い時間でも、自分の足で登り切った時の爽快感は格別です。
絶景と非日常体験
苦労して自分の足で登りきった後に広がる山頂からの景色は格別です。普段見ることのできない雄大な自然の風景に感動し、非日常感を味わえます。四季折々の景色を楽しめるのも魅力です。
リフレッシュと健康効果
自然の中で体を動かすことで、ストレス解消や気分転ッシュになります。ウォーキングによる健康維持や、運動後の爽快感や心地よい疲労感が得られます。
無心で歩くことで思考がクリアになり、自分自身と向き合えるマインドフルネスのような効果も期待できます。
達成感を味わう
目的地まで自分の足で歩ききることによる達成感と充実感は、登山の大きな魅力の一つです。
気軽に楽しめる
宿泊の準備が必要ないため、比較的気軽に挑戦しやすいです。特に低山であれば、ハイキング感覚で楽しめ、初心者の方でも挑戦しやすいコースが多くあります。自分のペースで登り、時間にも余裕を持って自然を満喫できます。
日帰り登山に必要な服装

日帰り登山であっても、安全に快適に楽しむためにはしっかりとした装備が必要です。特に重要なのは「服装、足回り、食料・水分、緊急時の備え」です。
トレッキングウェアの選び方
基本となるのは、体温調節のための「レイヤリング(重ね着)」という考え方があります。重ね着は、肌に近い方から順に「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」の3層で構成されます。
レイヤリング重ね着
| ベースレイヤー(肌着) | Tシャツ・アンダーウェア・登山用タイツなど |
| ミドルレイヤー(中間着) | 薄手のフリース・シャツなど |
| アウターレイヤー(外着) | レインウェア・防風ジャケット |
「暑ければ脱ぎ、寒ければ着る」ようにレイヤリングで体温調節をします。
ベースレイヤー
ポリエステルなどの化学繊維などは速乾性が非常に高いので、夏場や運動量の多い時は、インナーとして最適です。
ミドルレイヤー
フリースは保温性が高く、通気性も良い。休憩時や少し肌寒い時の行動着に。薄手のダウンジャケットは軽量で高い保温力があります。
山頂での休憩や季節の防寒着として着用でき、コンパクトに収納できるものが便利です。
アウターレイヤー
レインウェアは登山では必携品。ジャケットとパンツの上下セットで、高い防水性・透湿性を持つものを選びます。急な雨や風から身を守るために、必ずザックに入れておきましょう。
ウィンドブレーカーは薄手で軽量なもの。風を防ぐことで体感温度の低下を防ぎます。小雨程度なら弾く撥水性があるものが多いです。
ボトムスのタイプと選び方

- 素材: 動きやすくストレッチ性があり、速乾性のある化学繊維のトレッキングパンツを選びましょう。
- ジーンズなど綿素材は濡れると乾きにくく動きづらいため不向きです。
- ロングパンツだけでなく、ハーフパンツ+サポートタイツの組み合わせも人気です。
トレッキングパンツ
最も汎用性が高く、季節を問わず使えます。虫刺されやケガ、紫外線から肌を守る安全性も高いです。日帰り登山なら、軽量でストレッチ性を重視したものがおすすめです。
ハーフパンツ
特に夏場は通気性が良く、軽快に動けます。ただし、ケガや虫刺され、紫外線対策のため、必ずサポートタイツやレギンスと組み合わせましょう。
コンバーチブルパンツ
膝下を取り外してショートパンツになるタイプです。気温の変化に対応しやすく便利です。
登山用ソックス
登山においてソックスは足を保護し、快適な山行をするために重要なアイテムとなります。登山用のソックスを選ぶときは厚手で吸湿性・速乾性・クッション性に優れたウールや化繊素材のものを選びます。
ソックスの丈
使用する登山靴(トレッキングシューズ)のカットに合ったものを選びます。
- ローカットのシューズ アンクル丈のソックス。
- ミドル・ハイカットのシューズ ふくらはぎくらいの丈のソックス。
トレッキングシューズの選び方

登る山の難易度や、ご自身の登山経験に合わせて選ぶことが大切です。日帰り登山であっても、足元の安定性、グリップ力、足首の保護は怪我を防ぐためには重要です。
シューズのカット(足首の高さ)
主に3種類のカット(足首の高さ)があり、日帰り登山ではミドルカットまたはローカットが適しています。
| ハイカット(足首を覆う) | 本格的な登山、岩場、整備されていない難路など |
| ミドルカット(くるぶしが隠れる) | 日帰り登山、低山など |
| ローカット(くるぶしが出ている) | ハイキング、里山、キャンプ場など |
防水性と透湿性
防水透湿素材(ゴアテックスなど)急な雨やぬかるみで靴の中が濡れるのを防ぎます。濡れると靴擦れや体温低下の原因になるため、防水機能は非常に重要です。
汗による湿気を外に逃がす透湿性も備えていると、靴の中の蒸れを防ぎ、快適さが保たれます。
ソールの硬さとグリップ
ソールの硬さは適度な硬さがあることで、岩や砂利などの地面の凹凸から足裏への突き上げを防ぎ、足の疲れを軽減します。
グリップ力はソールに刻まれた溝が、濡れた岩や土、泥の上で滑らないように地面をしっかりと捉える役割を果たします。
サイズとフィッティング
どんなに高機能な靴でも、足に合っていなければ靴擦れや疲労の原因になります。サイズとフィッティングはトレッキングシューズを選ぶうえで最も重要なポイントです。
- 試着の際は、必ず登山用の中厚手の靴下を履く。
- 紐を緩めた状態で、つま先を靴の先端に合わせ、かかとに指1本分のゆとりがあるか確認する。
- 紐を先端から足首までしっかり締め、店内を歩いたり、坂道があれば登り下りして確認する。
- 下りでつま先が靴の先端に当たらないか、かかとが浮き上がらないかの確認をする。
- 足幅や甲の高さ、くるぶしに当たるところがないかを確かめる。
初めての登山靴選びで迷う場合は、ミドルカットでゴアテックス(防水仕様)などを採用し、軽量で安定感のバランスが良いモデルから探してみるのがおすすめです。
その他のアイテム
- 防寒着 特に寒い時期や標高の高い山では、休憩中の汗冷え対策に薄手のフリースやダウンジャケットを予備として持っていきましょう。
- 帽子・グローブ 日差しや寒さ対策、怪我防止のために必要です。
登山用のザックの選び方

日帰り登山では、必要な装備を効率よく持ち運び、快適に過ごせるザックを選ぶことが重要です。
容量サイズ
日帰り登山の場合は20リットル〜30リットルの範囲が一般的です。20L前後のザックは荷物が少なめの登山や、夏場の低山などにおすすめです。
25L〜30Lのざっくになると、休憩時の防寒着や雨具、多めの食料などを無理なく入れたい場合や、季節の変わり目、少し標高の高い山など、荷物が増える可能性がある場合に必要な容量となります。
季節や天候によって必要な装備が変わるため、迷ったら少し大きめのサイズの25L〜30Lを選んでおくと汎用性が高くなります。
フィット感を確かめる
ザックを選ぶ際は、自分好みのデザインを選ぶことも大事ですが、ザックは背中の中心で重さを支えるため、自分の体格に合っているかが重要となります。試着して実際に背負ってみることをおすすめします。
- ザックの背面は自分の背中の長さに合っているか確かめる。
- ショルダーベルトは肩に食い込まず、しっかりとフィットするか。
- 胸ベルトを締めたとき、呼吸を妨げることなないか。
- ウェストベルトは荷物の重さを腰で支えられる位置に来ているか。
機能性を重視する
- 行動食や小物などを入れるポケットがウエストベルトにある。
- 地図や飲み物を入れやすい側面のメッシュポケットがある。
- 急な雨に対応できるよう、ザック底面などにレインカバーが収納されているか。
- 背中の蒸れを防ぐため、背面パッドがメッシュ構造になっており、通気性が保たれているか。
必要な持ち物

日帰り登山においても、水分と行動食の準備は必要です。空腹や脱水症状は、疲労の急増や判断力の低下を招き、事故につながる原因となります。
また山の天候の変化は日帰り登山において最も警戒すべきリスクの一つなので、万が一の備えも重要です。
食料と水分補給
- 水筒やウォーターパックなど行動時間と運動量に応じた量の水分は必ず持参しましょう。
- 携行しやすく、すぐ食べられる「おにぎりやゼリー飲料、ナッツ」などのカロリーの高い行動食を携帯する。
- 万が一のための非常食(羊羹、チョコレートなど)
天候や緊急時の備え
- レインウェア 上下セパレートタイプのもの。雨が降らなくても必ず持っていきましょう。
- ヘッドランプ 予期せぬトラブルで下山が遅れる場合に必須です。予備の電池も忘れずに!
- 地図とコンパス 事前に地図の見方とコンパスの使用方法を知っておくことをおすすめします。
- ファーストエイドキット 絆創膏、消毒液、鎮痛剤など。
- 万が一の時のために、保険証や身分所のコピーを持っておきましょう。
その他の便利なアイテム
- スマートフォンは緊急時の連絡手段として使用したり、登山アプリなどの使用もできます。モバイルバッテリーがあると安心です。
- タオルや手ぬぐいは、汗拭きや緊急時の止血などに活用できます。
- 熊鈴やラジオは、野生動物に人の存在を知らせるために使用します。近年はクマの人的被害が多くなっていますので、必ず持参するようにしましょう。
- トレッキングポールがあると疲労軽減や足腰の負担軽減に役立ちます。
日帰り登山・準備のまとめ

日帰り登山は手軽な分、準備を怠りがちです。油断すると、思わぬ事故やトラブルにつながる可能性もあります。
万が一の遭難や怪我、天候の変化に備えて、日帰り登山でもしっかりと準備をすることが大切です。
ガイドブックや標識のタイムは休憩を含まない時間のため、日没の1〜2時間前には下山完了できるよう、早めの行動開始・終了を心がけて余裕を持った登山計画を立てましょう。
まずはハイキング気分で始められる近所の低山から、気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?




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