[トランギア・メスティン TR-210]
「炊く」「炒める」「焼く」「煮る」「蒸す」の万能調理器具!
キャンプの醍醐味の1つ、それはキャンプ飯!!
でも作るのが面倒だったり、料理はちょっと苦手・・といった方でもメスティン1つあれば、ご飯を炊くことができたり、ちょっとした酒のつまみを簡単に作ることができますよ!
今回は万能ギア「メスティン」の紹介です!
メスティンって?
メスティンとはアルミで作られた調理器具で、飯ごうのようにご飯を炊く使用方法が一般的です。
アルミ製ということで熱伝導率が高く、ご飯を炊くの他にも「炒める」「焼く」「煮る」「蒸す」など幅広く調理が可能な製品です。
1つの調理器具で多彩な料理バリエーションができ、キャンプ飯を一段と楽しむことができます。
またメスティンは100円ショップでも販売され品薄状態になるほど、爆発的に人気がでました。
上部がトランギア社のメスティン。下部が100円ショップのメスティンです。どちらもアルミ製となっていますが、トランギア社のメスティンの方が一回り大きめのサイズとなっています。
トランギア社とは?
アルミ製のメスティンは様々なメーカーから発売されていますが、トランギア社は1925年にJohn E Jonssonによって創設された、スウェーデンの調理器具メーカーです。
メスティンの他、アルコールバーナー、ストームクッカーなどの製品でも有名な伝統あるメーカーです。
トランギア社メスティンのスペック
メスティン専用収納ケース
小物入れとしても使える!
メスティン本体も専用収納ケースも、ちょっとした小物入れとして使用できます。メスティン使用時に使う、固形燃料やライターなどを一緒に入れておくことができるため、忘れ物もなくなるはずです。
メスティン使用前の準備
メスティン使用前にちょっとした下準備が必要となります。このちょっとした手間をすることで、メスティンを長持ちさせ、安全に使用することができるので試してみてください。
バリを取って安全に使用する
バリとは、金属を加工した時にできた「突起」です。主にメスティンの縁を触ってみると、ギザギザとしたザラつきが感じられると思います。
このバリをそのままにしておくとケガをする恐れがあるため、紙ヤスリ等で取り除いておく必要があります。
側面を強くこするとキズがついてしまう恐れがありますので、あくまで縁を削る感覚でヤスリがけをします。
本体とフタの両方を行い、軽く縁を触ってザラつきがなくなるまで行います。安全のために、軍手をつけてバリ取りを行うことをおすすめします。
シーズニングって必要?
メスティンでも、このシーズニングをおこないますが、油を馴染ませるというより膜を張ってコーティングするというイメージです。
シーズニングの準備
用意するものは「メスティンが入る大きめの鍋」と「お米のとぎ汁」です。
鉄製の調理器具のシーズニングとは違い、お米のとぎ汁を使ってメスティンに皮膜を張りシーズニングをする方法です。
シーズニングを行う前に、メスティンの取っ手の部分を取り外します。取っ手部分を広げるとフックが外れる仕組みとなっています。
実際にシーズニングをやってみよう
お米のとぎ汁を火にかけ、沸騰させます。沸騰したらメスティンを投入!しっかりとメスティン全体が浸かるような状態にします。
20分ほどメスティンを沸騰したとぎ汁につけておくことで、皮膜ができます。この皮膜が焦げ付きの防止になるということです。
ここでの注意ですが、沸騰したとぎ汁にメスティンを沈める際、なべ底にメスティンが着いてしまうと熱により変色してしまいます。
なべ底には着かないよう、少し浮かせるようなイメージで。この変色は後日、ピカールなどの研磨剤で修正したいと思っています。
20分煮込んだら、メスティンを取り出します。多少ヌメリが感じられますが、皮膜ができている証拠です。洗剤は使わず水で軽く洗い流し、シーズニングの完了です。
メスティンは万能ギア!
バリ取りやシーズニングの手間をかけることで、メスティンを安全に長持ちさせることもできますし、なによりも手間をかけることで愛着も出てきますよね!
シーズニングは定期的にやっておけば、焦げ付きの防止になりますので調理後のメンテナンスも簡単になるはずです。
近年のメスティンブームによりメスティン料理の本も多数出版されていますので、料理がちょっと苦手という方もメスティン料理を楽しんでみてはいかがですか?
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