[キャンプ料理]初心者向けの燻製レシピ・スモークチーズと煮卵の燻製
キャンプでの醍醐味といったら普段では味わえないキャンプ料理です。バーベキュー、ダッジオーブンでの料理など色々とありますが、今回は自宅でできる手軽なキャンプ料理「燻製」の手順の紹介です。
燻製といったら「下ごしらえが大変・・」「時間がかかる・・」などの手間がかかるイメージがありますが、そこまで本格的にしなくても「チーズ」「ゆで卵」「ソーセージ」といった具材に、香りや色、独特の風味をつけるだけで普段とは一味違った味を楽しむことができますよ!
燻製ってどんな料理なの?
燻製とは、肉や魚などの食材を煙で燻すことによって水分がとび、保存性が高まるのと同時に独特の風味をつけた保存食の調理法です。家庭で行う燻製は保存食作りというよりも、香りや風味を味わうための燻製が一般的です。
この燻製の方法には温度や燻す時間によって「熱燻」「温燻」「冷燻」の3種類があります。
燻製の種類によって熱と時間が変わる
「熱燻」は80度以上の高温で60分ほど、スモークする方法をいいます。キャンプでは短時間で燻製ができることから、この方法がとられることが多くあります。
「温燻」は50度~80度ほどの温度でスモークするもので「熱燻」よりスモークする時間が長くなります。家庭でおこなわれる燻製のスタンダードな方法です。
「冷燻」は25度以上の低温でスモークする方法です。その分、時間と手間はかかりますが本格的なものを除いて、家庭でおこなうものは香り付けの燻製になります。
燻製に必要な道具は?
家庭でおこなう燻製には大掛かりな道具は必要としません。
「燻製器」「スモーク材」「食材」があれば大丈夫です。燻製器がなければフライパンでの代用ができますし、ホームセンターに行けば段ボールでできた燻製器も販売しています。また煙を出すスモーク材もホームセンターで購入できます。
スモーク材の種類
スモーク材は大きく分けてチップ状になっている「スモークチップ」と棒状になっている「スモークウッド」の2種類があります。
食材を用意し燻製をやってみよう!
今回、用意した食材は6Pチーズ、さけるチーズの2種類のチーズ。ゆで卵とソーセージ、かまぼこです。
ゆで卵はゆでた後、水気をよく拭き取るのがポイントです。水気が残っていると色付きが悪くなることがあるからです。
かまぼこ、ソーセージも十分に水気を取っておきましょう。
今回、使用するスモーク材はスモークウッドです。コンロなどの熱源が必要なく、一度火をつければ煙を出し続けてくれるのでスモークチップに比べ、スモーク材の管理が簡単です。初心者の方にはおすすめのスモーク材です。ホームセンターなどで手軽に購入できますよ!
燻製器にセッティングしてみよう!
近所のガレージセールで見つけたバーベキューコンロ。蓋が開閉式になっているので燻製器として使うことができます。バーベキューもできるし燻製もできる掘り出し物。
バーベキューの時もそうですが、下部にアルミシートを敷いておくと使用後の灰や炭を簡単に片づけができます。バーベキューコンロをゴシゴシ洗う手間がはぶけますよ!
スモーク材に火をつけます。角から側面にかけて火をつけていきますが、しっかりと火がついていないと途中で煙が出っていなかった・・なんてこともあるので、よく確認してみてください。
燻製器に入れるときは、スモーク材に火が消えていることを確認し、煙が出ている状態でセットします。
また網などを敷き、空気の通り道を作ることで、効率よく煙を出すことができます。
煙が出ているスモーク材の上に網をのせ、食材を並べていきます。
食材は適当に並べてしまいましたが、チーズなどの溶けやすい食材は、火元から少し離した方がよいと思います。
セッティングが終わったらスモーク開始!
セッティングが終わったら蓋を閉めてスモークします。この時、燻製器の空気口を開けて空気の出入りができるようにしておきます。今回は蓋つきのバーベキューコンロを燻製器として使用していますが、本来の燻製器は温度計なども付いているので、温度管理もしっかりとできます。
燻製中も蓋を開け、煙が出ているか色付きはどうかの確認もしていきます。
2時間ほどで燻製の完成!
スモーク開始から2時間ほどで、燻製の出来上がりです!蓋を開けた瞬間の独特の香りが食欲をそそります!
食材を見てみると、ほんのりと色がつき独特の風味がついているようでした。心配していたチーズも溶けることはなかったです。
完成したら、すぐに食べるのも良し、一晩おいて熟成させるのも良しです。
燻製料理を終えて
燻製はキャンプやアウトドアでしかできない料理といったイメージがありますが、家庭でも簡単に作ることができますよ!
外出自粛で外出できない期間、お家でアウトドア料理を楽しんでみてはいかがですか?
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