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【大日山】滝を巡る千葉の日帰り登山は初心者にも人気の低名山!

千葉

七つの滝巡りと千葉の里山グルメを楽しめる大日山登山

千葉県は言わずと知れた「低山の宝庫」日本列島の中でも高い山脈がなく、山が海岸線近くまで迫っている地形的特徴にあります。そのため標高は低くても、海を望む絶景や手軽なアクセスという大きな魅力を持った山々が集中しています。

標高が低く遊歩道も整備されているため、初心者や子連れのファミリーでも気軽に登頂できるのが低山の魅力でもあります。

また千葉県は「クマなし県」と呼ばれ、本州で唯一、クマの生存が確認されていない県でもあるため、近年のクマの人的被害の多さから、千葉県でのアウトドア活動に注目が集まっています。

今回は千葉県の低山の中でも「房州低名山」と言われている大日山登山です。七つの滝を巡るコースが人気となっており、房総の山深い自然を感じられるスポットとして親しまれています。

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大日山

大日山(だいにちやま)標高は333m低山ではありますが、千葉の最高峰が408mの愛宕山となっているので千葉の山では比較的高い山となっています。

山頂に大日如来像が祀られていることから「大日山」となったと言われ、地域の人々から信仰の対象とされてきた歴史があります。

アクセス情報

  • 富津館山道鋸南富山ICから県道184号線
  • 南房総市増間、大日山遊歩道入口に駐車場有

おすすめポイント

  • コース途中に7つの滝がある
  • 時間があれば縦走も可能
  • バリエーションの富んだルートを楽しめる

登山開始!

三芳村「道の駅鄙の里」から南房総市の増間方面へ。登山道入り口付近にある駐車場には、トイレも完備されています。

駐車場は5台ほどで満車になってしまう小さな駐車場ですが、混雑するような山ではないので平日なら余裕で駐車可能だと思います。

今回のコースは坊滝や増間七滝の一部を経由して山頂を目指す、約6kmほどの周回コースの増間七滝・大日山ハイキングコースです。

滝や里山の自然を全身で感じられるルートで大日山登山の人気コースです。

家畜のヤギの姿や秋の木の実など里山らしい風景です。

ヤギは様々な草や木の葉などを食べます。この性質を利用して、近年では雑草駆除や耕作放棄地の管理のためにも飼育されています。

今回は日枝神社、増間ダム方面へ向かい沢沿いを巡るルートで大日山を目指します。舗装された道は増間ダムまで続いていきます。

増間ダム

増間ダム

このダムからは館山市北部南房総市と約7000世帯に水の供給がされています。周囲を豊かな緑に囲まれており、静かでひっそりとした雰囲気のある場所です。

さらに先に進むと「増間七滝めぐり」なる看板が見えてきます。ここ大日山登山道の途中には七つの滝をめぐるという滝めぐりも楽しむことができるのも大きな魅力の一つです。

小さく確認しにくい滝から落差25mといわれる「坊滝」があります。水量が多い時は千葉県下屈指の大滝となり、その迫力は必見です。

坊滝はその昔、近くにあったお寺のお坊さんが、この滝の水で身を清める修行をしたことから「坊滝」と名付けられたと言われています。

すべての滝をめぐるには階段を登ったり下ったりと大変だったりしますので「坊滝」だけでも見ておくのがおすすめですよ。

増間七滝 ①坊滝②前蔵引の滝③後蔵引の滝④薬研の滝⑤乙坊の滝⑥乙女の滝⑦狩人の滝

古くなっていますが標識もありますので見逃さないように。整備された遊歩道ながら、適度なアップダウンがあり、歩きごたえ十分です。

川沿いをさらに上流に上がっていきます。川のせせらぎを聞きながら気持ちの良いコースが続きます。

滝を巡る遊歩道は、山深い房総の自然を感じられる癒やしの空間となっています。

千葉の山は地形が複雑で標識も少なく古びているものが多いです。なおかつ倒木などもみられるので注意が必要です。

低山だからと軽視せず、事故などを防ぐためにも、しっかりとした装備をおすすめします。

太鼓橋

川の上流付近にまたがる太鼓橋を渡っていきます。この太鼓橋を渡ることで、平坦な遊歩道から本格的な大日山山頂への登山道へと切り替わります。

頂上まで0.2kmの標識がありますがここからはほとんど階段が続きます。どの山でも体験しますが山頂直下の階段は体力を消耗します。

若かれしころこの大日山をマウンテンバイクを担いで何往復もして遊んだ記憶がありますが、あのころの無限に湧き出てくる体力はいづこへ・・・

大日山山頂に到着!

大日山山頂に到着!

山頂付近には大日如来像が祀られており山岳信仰の名残が残っています。単に自然を楽しむ場所であるだけでなく、地元住民にとって信仰と歴史の深い山として大切にされてきた背景があります。

木でできたテーブルがあり休むことができました。ここで軽く昼食をとり、混雑した山では味わえないゆったりとした時間が流れる。これも低山の一つの魅力です。

山頂には広場があり、眼下に広がる南房総の里山に加え、館山湾や太平洋を見渡すことができます。

山頂から望める双耳峰の山は「富山」。遥か奥に望める、のこぎりの様にギザギザした山は「鋸山」です。千葉を代表する名山も見ることができます。

下山開始!

山頂から先の登山道は御殿山に続いています。大日山から御殿山までは宝篋印塔山、鷹取山のピークを越えていく縦走ルートとなっていますが今回は時間がないので下山します。

途中に分岐点があり帰りは県道へ通じる別ルートでの下山です。

下山途中にはイノシシをとらえる罠がありました。ここ千葉県でもイノシシによる被害は深刻のようです。

イノシシの出没は地域住民にとって深刻な問題ですが、ジビエ料理としての活用も進められています。

12月ではありますが南房総では菜の花とミツバチの姿が見られ、早すぎる春の訪れを感じます。

雪深い東北地方のミツバチが冬を乗り越えるため、大量の巣箱が南房総に運ばれて来るようです。温暖な気候の南房総エリアはミツバチの越冬地としての役割がある地域です。

県道に降り駐車場まで戻れば無事に下山です!往復2時間くらいの、ちょうど良いコースです。

写真を撮ったり、滝の景色をゆっくり楽しみたい場合は、往復で3時間〜4時間程度を予定しておくと安心ですよ。

登山後は道の駅で地元のグルメ

道の駅 鄙の里

農村レストラン「カントリーマム」では地元の新鮮な食材を使った料理が楽しめます。中庭にある屋台では、ボリューム満点の「ビンゴバーガー」が名物として知られ、バイクツーリングやドライブ客に好評です。

増間ダムや大日山登山からの帰り道に、南房総の特産品を楽しむ立ち寄りスポットとして最適です。

大日山登山を終えて

子どもの頃、山に対する知識はなかったけれど、里山を「駆け上がり」「転んで」「ケガをして」少しずつ自然と山に対する知識が身についた。低山や里山には子どもの頃夢中になった「探検」を思わせる魅力があります。

ここ大日山は山頂を目指すだけのピークハントだけではなく七つの滝を巡るという言わば「探検」がありいつしか忘れていた「探究心」というものを呼び起こしてくれる。そういった山だと感じることができました。

千葉の低山は、そのアクセスの良さから「朝出て昼登って夕方帰る」といった気軽な山歩きが楽しめるのが最大の魅力かもしれません。

体力に自信のある方、登山経験者の方には、御殿山・大日山 縦走コースをおすすめします。房総丘陵の山々を巡るもので、低山ながらも急な登りや岩場、変化に富んだ山歩きが楽しめますよ!

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