[伊予ヶ岳]千葉
2014.1.3
千葉県房総のマッターホルンから新年のご挨拶!日の出登山の旅
新年、明けましておめでとうございます!
新たな年の幕開けとなりました。今年最初の登山に選んだのは、千葉県南房総にある伊予ヶ岳です。
せっかくの新年ということで、日の出登山の旅となりました。
この伊予ヶ岳は、誰が呼んだか知らないが「房総のマッターホルン」と呼ばれています。
マッターホルン(本物)
マッターホルン(千葉)
突っ込みどころ満載だと思いますが、高い山の少ない千葉県では名峰として知られています。
伊予ヶ岳
標高336m。千葉県の南房総にある千葉県で唯一「岳」のつく山です。
その山容は奇岩がそびえ立ち、南房総の名峰と呼ばれています。関東百名山にも選定されています。
愛媛県(伊予国)にある石鎚山に山容が似ていることが「伊予ヶ岳」の山名の由来と言われています。
アクセス情報
・神社境内に15台ほど無料駐車場あり
おすすめポイント
・初心者向けではあるが鎖場などがあり楽しめる
・都心からのアクセスが良い
登山口までの道のり
明日の日の出の時間は6:30頃。1時間ほどで山頂まで登れる山なので、朝5時には登山を開始したい。
そのため登山口近くの道の駅にて、車中泊となりました。
道の駅 富楽里とみやま
本日の宿泊場所となります。言い忘れましたが、今回登る伊予ヶ岳は家から30分ほどのところにある、めちゃめちゃ地元の山です。
この寒い中、わざわざ車中泊をしなくてもと思われそうですが「車中泊をしたいんですっ!!」
朝4:30 起床。
車中泊から目覚めると、そこは地元・・・
決して家出をしているわけではない・・
登山開始!
伊予ヶ岳の登山口は平群天神社にあります。
この天神社は学問の神様である菅原道真を主祭神としているようです。
夜明け前なので、あたりは真っ暗ですが前回の丹沢山のナイトハイクで夜道は経験済み。
千葉の低山として人気のある山だけあって整備された歩きやすい登山道ですが、ところどころ木の根が露出しているので注意が必要です。
分岐点を過ぎるまで、勾配の急な道が続きます。
しばらく進んでいくと富山との分岐点に差し掛かりますが、この富山も千葉県の名峰として知られています。
「伊予ヶ岳」「富山」「御殿山」は千葉県富山(とみやま)三山と呼ばれています。
ちなみに同じ千葉県にある「スペースマウンテン」「ビックサンダーマウンテン」「スプラッシュマウンテン」はディズニーランド三山と呼ばれています。
千葉県の山の登山道は竹林が多く、竹の産地としても有名です。
こんな案内板もでてきます。
「ハイキングはここまでだ!ケガをしたくなければ引き返しなっ!」的な看板。
その理由は山頂直下の鎖場。低山でも十分に楽しめるところもあります。
落ち着いて登れば何も問題ありません。
すこし夜が明けてきましたが日の出には間に合いそうです。
千葉の低山をあなどってはダメですよ。最後の鎖場です。
伊予ヶ岳山頂!
伊予ヶ岳山頂到着!標高336m。
千葉の山では高いほうです。温暖な気候の南房総といえども真冬の早朝は、さすがに寒い。
山頂にはベンチとテーブルが設置されています。朝日が昇るまでお湯を沸かし、暖をとります。
そうこうしてる間に、朝日が昇ってきました!
初日の出。
さっそく朝日に向かって拝み倒します!
そして正月といったら餅でしょっ!
今は薄く切ってある餅が売っています。熱湯に3秒つけるだけで食べられる!
再び山頂に戻ると夜明けとともに、眼下には南房総の街並みが広がっていました。
天気が良ければ、東京湾や伊津半島も望むこともできます。
伊予ヶ岳の隣にそびえ立つ「富山」は見事な双耳峰です。
あたりを見渡せば里山の風景。
千葉には高い山はないけれども、こうした景色の素晴らしい山はたくさんあります。
伊予ヶ岳北峰へ!
腹ごしらえもし初日の出も拝めたことで、北峰方面へ行ってみます。
北峰までの道のりは鎖場などなく、緩やかな登山道です。10分ほどで到着できます。
北峰には三角点があり、南峰と同様に遮るものがなく絶景が広がっています。
北峰から見る、さっきまでいた南峰は断崖絶壁の突き出た岩峰でした。
そして、よく見ると誰かが走り去っています。さっき餅を焼いたバーナーとかコッヘルが置きっぱだけど大丈夫だろうか?
下山開始!
今回の登山の目的である初日の出も拝むことができたので、下山開始です。
朝の8時になると登山者が次々と登ってきました。鎖場では順番待ちの列もできるほどでした。
登りよりも下りの方が、少し大変かな。足元には気を付けて下りましょう。
登りの時は、真っ暗だったので気が付かなかったけれど、この里山のような景色が好きです。
この地域は水仙の生産でも有名です。近くには水仙が咲き誇る「水仙ロード」紅葉の時期には「紅葉ロード」があるようです。
無事に下山です。神社の境内にある駐車場の車もかなり増え、ほぼ満車状態でした。
平群天神社
神社の左奥が登山道になっており、トイレも完備しています。
今回は天神社から伊予ヶ岳山頂コースと登山となりましたが、ちょっと物足りない方は富山、伊予ヶ岳を縦走するコースもあります。
「バナナマンの日村みたい・・」
そんな罰当たりなことは言ってはいけません。登山をしていると数々の狛犬と巡り合うことができます。そのうち「狛犬ブログ」でもやろうかな。
登山を終えて
これまで有名な山や標高の高い山だけを目指してきましたが、低山には低山の魅力があります。そこから見る景色は高い山から見る景色に負けないくらいの魅力があります。
これからの時期、雪山はちょっと苦手という方は温暖な気候の南房総の山々を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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