「休日にちょっと山でも登ってみるか」と思いつつも、運動不足の身体と重い腰が邪魔をする……そんな経験はありませんか?
愛車にキャンプ道具を満載したものの「キャンプ禁止」で急遽車中泊になったりと、ドタバタの旅でしたが、一歩湿原を踏みしめ、山頂に立った瞬間に吹き飛ぶほどの絶景が待っていました。
「最近、良い景色見てないな」「登山を始めてみたいけど不安」という方へ。
お手軽なのに満足度120%な入笠山登山の全記録をどうぞ!
入笠山
さて、今回の登山は入笠山です。標高は1955m。
長野県中西部にある南アルプス北端の山で、別名「すずらんの山」とも呼ばれており四季折々に美しい花が楽しめます。
またゴンドラを利用すれば初心者でも気軽に山頂を目指せる人気の高い山となっています。
アクセス情報
- 中央自動車道、諏訪南ICより7分
- 富士見パノラマリゾートに無料駐車場あり
おすすめポイント
- 都心からのアクセスよし
- ゴンドラを利用すれば、初心者やファミリーでも気軽に楽しめる
- 山頂からは360度の大パノラマが味わえる
登山口までの道のり

首都高からのスカイツリーです。高さは634m。「むさし」と覚えましょう。
世界遺産に登録された富士山は3776m。富士山のように「皆なろう」と覚えたはずです。
なんでもかんでも語呂あわせで覚えようとする自分は、車のナンバーや携帯番号を覚える時も、無理やり語呂あわせをしてしまいます。
道の駅「信州蔦木宿」

道の駅「信州蔦木宿」
中央自動車道から、今夜の寝床となる、道の駅「信州蔦木宿」に到着です。
江戸時代から宿場町として栄え、信州の玄関口として、今も昔も旅人の疲れを癒す場所となり、賑わいをみせています。この道の駅の最大の魅力は、天然温泉「つたの湯」が併設しており登山後には、ぜひとも利用してみたい温泉です。
ここ道の駅「蔦木宿」では、裏の河原付近で無料でキャンプができるとの情報がありましたが現在は禁止となっているようです。
キャンプをしようと車の中にはキャンプ道具が満載でしたが、ルールは守らなくてはなりません。今夜は仕方なく久しぶりの車中泊となりました。


早朝の蔦木宿。裏側には川が流れていて清々しい朝を迎えることができました。
静けさの中に広がるこの独特な空気感と「これから山へ登るんだ」という静かな高揚感は、早起きした人だけが味わえる特別なご褒美です。

せっかくキャンプ道具をもってきていたので、朝食と山頂で食べる予定のおにぎりを作ってみました。
河原にて、自然の景色を堪能しながら朝食を済ませた後、今回の登山の入り口となる富士見パノラマリゾートへと向かっていきます。
毎回、移動時に使用している車は、まもなく走行距離20万kmを突破しそうです。
これまでは走行距離10万kmを目安に、乗り換えをしてきた自分ですが「車ってこんなに走るんだぁ」と感心しつつ、いつ故障して止まってしまうかもしれないという危機感は登山前に毎回味わうちょっとしたスリルです。
富士見パノラマリゾート

富士見パノラマリゾート
「よく頑張った!!」と愛車をなでつつ着替えを完了。富士見パノラマリゾートに到着です。
今回はここから、ゴンドラを利用しての登山コースとなります。
スキーやスノーボードはもちろんのこと、マウンテンバイクを使ってのダウンヒルやパラグライダーが楽しめる自然豊かなフィールドです。


ゴンドラに乗り込み登山口のある山頂駅へとへ向かいます。
正直、遊園地の観覧車でさえ、ブルってしまう高所恐怖症の自分ですが、富士山が見えたときは大興奮でした!

さらにゴンドラで登っていくと、存在感抜群の「甲斐駒ケ岳」が見えてきます。
わずか10分ほどで標高差700mを駆け上がるゴンドラは、初心者にとっては心強い味方となります。
登山開始!

ゴンドラ山頂駅に着きますと、かわいらしい「カタクリの花」がお出迎えです。
まだ時期が早いようで、所々でしか咲いていませんでした。

カラマツ林の間に敷き詰められたウッドチップの歩きやすい道を進み、湿原地帯へと下って行きます。

湿原の入り口付近には、鹿などの侵入を防ぐためのネットと門があります。
ここでも鹿による被害が深刻となっているようです。
入笠湿原


入笠湿原
この広大な湿原では整備された木道が続き、湿原地帯の環境が保護されています。
6月になるとスズランの花が咲きはじめるようですが、まだ蕾の状態でした。満開の時期になると、湿原辺り一面にはスズランの花が咲き誇りいい香りが漂うようです。


緩やかなアップダウンが続きますが、水場のようなものもあり、清々しい空気に癒されます。

山彦荘
こちらで山バッジを購入。食事もできるレトロな雰囲気のある素敵な山荘です。


マナスル山荘
山彦山荘を後にし、しばらく舗装された道を進んで行くとマナスル山荘が見えてきました。
本日は残念ながら休業のようでしたが、山頂からもっとも近い宿泊施設として人気があります。

マナスル山荘を過ぎたあたりからは残雪がありました。溶けた雪と泥で、ぬかるみ状態・・・
おろしたてだった登山靴は、年期の入った登山靴へと早変わり・・・
岩場コースで山頂へ!

コース分岐点
岩場を通るコースと迂回するコースがありました。今回は岩場を通るコースにチャレンジです!


鎖場などがありますが、特に危険な感じではなくアスレチック感覚で楽しむことができます!

ちょっとした岩場や鎖場を越えると、それまで頭上を覆っていた木々がスッと消え、青空が一気に視界いっぱいに広がります。
脚の疲れも吹き飛ぶような高揚感とワクワク感に背中を押され、思わず足取りも軽くなります。
山登りの中で一番胸が躍る、最高に愛おしい瞬間の到来です!
入笠山山頂に到着!

入笠山、山頂到着
標高1955m
広大な山頂からは、アルプスの山々が見渡せる360度の大パノラマです!
目前に広がる圧倒的なスケールの景色を目にした瞬間、「うわあ……!」と思わず言葉を失ってしまいます。
山頂までの道のりは、決してツラくはなく心地よい達成感があります!


目の前に広がるアルプスの山々に圧倒されてしまいます!
これまで、これといった趣味もなく暇をつぶすかのように、地元の低山をお遊び感覚で登っていた自分でしたが、そんな自分にとって山頂から眺めた壮大な景色は、これまで感じた何よりも刺激的でした。
そして「次はあの山に登ってみたい!」と次なる夢さえも魅せてくれた、そんな場所となりました!

山頂付近は広々としているので、混雑期でなければ、十分すぎるほどの休憩スペースを確保することができます。
大パノラマを堪能しながらのお昼ご飯は、普段では味わえない贅沢なロケーションです。
下山開始!

心ゆくまで景色を堪能したあとは、名残惜しいけど下山の時間となります。
本来なら下山では別ルートを歩き、登りとは違う景色を見ながら帰りたかったのですが・・今回は、別ルートの下調べする時間がなかったので、来た道をひたすら降りて帰ります。

でもよく考えてみたら、同じルートでも「登り」と「下り」では眺めている景色は違うはずなんですよね。
ただ下山時には「明日からまた仕事か」みたいな雑念が頭をよぎるけど・・・

無事に下山です。どの山でもそうですが下山後はいつも「ほっ」とした気持ちになります。
たいした疲労感もなく心地よい疲労感と達成感です。

空を見上げれば満開の桜。
無事に戻ってきて、思わず「ただいま!」と心の中でつぶやいてしまうほどの安心感があります。

お土産や、地元の食材が買え、食堂に行けば郷土料理なども食べることのできる「道の駅」は、私たちの登山旅行をより、充実したものに変えてくれる「なくてはならない」存在となっています。
帰りに立ち寄った道の駅「信州蔦木宿」にある「つたの湯」には、大浴場あり露天風呂、ジャグジーバスありと下山後の疲れを十分に癒してくれます。

帰りの中央道では、富士山のお見送りがしばらく続きました。
楽しかった登山の余韻と、少しずつ日常に戻っていく一抹の切なさを乗せて、車はゆっくりと帰路につきました。
入笠山登山の魅力を最後におさらい!
初めての本格的な登山や、ファミリーでのハイキングにぴったりな「入笠山」
今回の旅のポイントをまとめました!
- ゴンドラ利用でラクラク!:わずか10分で標高差700mを駆け上がり、初心者でも気軽に絶景世界へ。
- 見どころ満載のコース:すずらんで有名な広大な「入笠湿原」や、ちょっとした冒険感が味わえる「岩場コース」も楽しめる!
- 山頂からの360度大パノラマ:アルプスの山々を一望できる大迫力のロケーションでお昼ご飯!
- 下山後の楽しみも豊富:道の駅「信州蔦木宿」の天然温泉「つたの湯」で疲れをサッパリ癒やせる!
初心者もベテランも魅了する「入笠山」へ出かけよう!

冬にはスキー・スノーボード、春から秋にかけては、ハイキングや登山などが楽しめるオールシーズン型のリゾート施設に隣接する入笠山は、都心からのアクセスもしやすく、登山に関しても、特に危険個所もありませんでした。
またゴンドラを利用すれば、山頂の大パノラマを手軽に堪能でき、広大な湿原にも圧倒され見どころ満載です!
これまで登ってきた山もそうでしたが、いつまでも「ここにいたい」と思える、そんな山でした!
山バッジ

「すずらんの山」と呼ばれているように「すずらん」と「ピッケル」がモチーフになっている山バッジとなっています。
実はこれ、記念すべき人生第1号の山バッジ!帰宅後にリュックへ取り付ける瞬間もまた至福の時間でした。
これからいろんな山を登って、このバッジをたくさん増やしていくのが新しい楽しみになりそうです。



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