真夏の百名山を行く!筑波山の旅
世間では9連休となるゴールデンウィークに突入しました。自分には9連休なんて夢のまた夢ですが、世間の浮かれた気分に、少しでも乗っかりたい気持ちもあります。
今では誰でも使っている「ゴールデンウィーク」という呼び方。これは映画業界が作った造語ということをご存じでしょうか。5月の連休は、正月やお盆の時期よりも、興行収入が良かったため、ゴールデンウィークと名付け、さらなる集客を狙ったものと言われています。
会社の先輩いわく「ゴールデンウィーク」とは、アメリカで起きた「ゴールドラッシュ」が由来だそうです。会社なんか休んで、金脈を探しに行こうぜ!!みたいな感じで、長い期間、仕事を休むことから「ゴールデンウィーク」になったとドヤ顔で言っていました。
今思えば、フェイクニュースをつかまされた気分で、悔しくて夜も眠れません。そんな寝不足の中、今回の選んだ山は筑波山です。日本百名山4座目の登山となります。
ついでに「金脈」でも探して、一生ゴールデンウィークを過ごしてやろうという計画です。
筑波山
筑波山は、茨城県つくば市にある標高877mで、富士山と対比して「西の富士、東の筑波」と称されています。
日本百名山、日本百景の1つとされていますが、百名山の中では最も標高が低い山です。独立峰にも見えますが、西側の男体山と東側の女体山で連なる双耳峰の山であります。
アクセス情報
- 常磐自動車道「土浦北IC」より40分
- つつじが丘有料駐車場あり
おすすめポイント
- 百名山の中でも標高が低く、気軽に楽しめる
- ケーブルカー・ロープウェイを利用し山頂を目指せる
- 山頂からは関東平野が一望できる
登山口までの道のり

今回の筑波山登山は、仕事終わりである夜10時に出発という、遅い旅の始まりとなりました。
これまで山梨県や長野県への登山が多かったので、中央自動車道の利用ばかりでしたが、茨城方面へ向かう常磐自動車道は初めて通る高速道路です。
守谷サービスエリア

守谷サービスエリアにて休憩です。もちろん、このサービスエリアも初めて利用します。各地にあるサービスエリアは、その地域の名産が食べれるので、登山前の楽しみの1つとなっています。
お土産屋をはじめ、ご当地グルメなど、旅の始まりにふさわしい活気のあるラインナップが特徴的なサービスエリアです。

茨城県といえば「納豆」です。納豆をトッピングしたラーメン。味がまろやかになって美味しかったです。
つくばyouワールドにて宿泊

本日の宿泊場所「つくばyouワールド」
広大な敷地に、未来的な建物が特徴です。24時間利用可能なお風呂をはじめ、ゲームセンターや映画館もある、つくば市最大のエンターテイメント複合施設です。
広々とした仮眠室があり、ゆっくりと休むことができました。

6:00眠い目をこすりながら起床。
朝風呂に入り出発です。登山前の風呂は「最高のエンジン始動」となります。

向かう途中、筑波山の姿が見えましたが、残念ながら山頂までは見えませんでした。
つつじが丘駐車場に到着

つつじが丘駐車場に到着。
今回は、つつじが丘からおたつ石コースでの登山となります。つつじが丘駐車所に着き、まず目につくのが観光客を迎えるには態度の悪い、カエルのオブジェ。
ミッドセンチュリー的なカラフルな色使いに、目がチカチカしてしまいます。ごちゃごちゃした感じが、なんとも言えない魅力の「ガマランド」というテーマパーク。

態度のでかいカエルのオブジェの正体は「ガマ大明神」このあたりは「ガマの油売り」で有名なようです。他にもカエルの置物がたくさんありました。
ガマの油売りとは、江戸時代に「ガマの油」というキズ薬を売るために商人が披露した口上と大道芸で、伝統芸能として継承されています。
筑波山ロープウェイ

ロープウェイ乗り場もあり、つつじが丘駅から女体山駅までの全長1296mを結んでいます。
ロープウェイを利用すれば、6分ほどで山頂まで行くことができ、天気が良ければ関東平野が一望でき絶景を楽しめる乗り物です。今日は、天気も良く絶好の登山日和です。

久しぶりの晴天での登山に、テンションは最高潮!準備運動に腹筋は必要ないと思いますが・・
平日だったため「空いてるなぁ」と思っていたら、観光バスが次々と入ってきたのです。
観光バスから降りてきたのは、可愛らしい子どもたちでした!今日は遠足の日だったようです。子どもたちの「えい!えい!おー!」の掛け声に、私たちも気合が入ります!
登山開始!


自分たちも、子どもたちに負けんとばかりに、気合を入れて登山開始です!おたつ石コースの標高差は350mほどになり、山頂までは1時間半ほどの道のりとなります。
筑波山の登山コースの中では距離が短く、初心者やファミリー層に人気のコースです。

登山のはじまりは、整備された階段が続きますが、階段って地味に疲れますよね。
筑波山は岩場も多いため、スニーカーよりも登山靴での登山をおすすめします。

ロープウェイが頭上を通り過ぎていきます。あれに乗れば6分で山頂に着くのか・・と指をくわえながら見ています。

整備された階段から、徐々に木々に覆われた岩場が出現してきます。
筑波山は「岩の宝庫」として知られており、歴史や伝説のある岩が次々と現れてきます。


体よりも大きな岩場も出てきて、だんだんと険しい道となってきました。「子どもたちは大丈夫かな?」と心配になってしまいます。

女体山までは、あと800mの標識がみえてきました。ここまでは岩場を渡るアスレチック感覚で登山を楽しむことができます。
奇石の数々


ここ筑波山は、数々の「奇石・怪石」が見れることでも有名です。まず見えてきたのが「弁慶七戻り」という岩です。
この今にも落ちてきそうな大きな岩に、弁慶もビビッてしまい7回引き返したと言われている岩です。

別の角度から見ても、今にも落ちてきそうな迫力です。


修験行の行場の1つ「母の胎内くぐり」この岩をくぐり抜けることで、生まれた姿に立ち返れることを意味しています。また穢れを払い清められると言われています。
白雲橋コース合流点

白雲橋コースの合流点まで来れば、あと600mほどで筑波山の最高峰である、女体山山頂です。



すべての岩を紹介しきれませんが「陰陽岩」「国割り岩」「北斗岩」と数々の奇石・怪石スポットが点在していて、飽きることのない道のりが続きます。

思わず見上げてしまうほどの、巨大な岩も出てきます。

最後の山頂直下を登り切れば、山頂までもうすぐです。
女体山山頂に到着!

女体山山頂到着!標高877m。山頂までの道のりは、奇石などを見ながらのコースなので飽きることなく楽しめます。
山頂には「筑波山神社の女体山御本殿」があり、縁結びや安産、子育ての神様として信仰されています。

山頂はゴツゴツとした岩場になっており、視界を遮る木々が少ないためパノラマビューが堪能できます。晴れた日には関東平野、富士山までもが一望できます。

女体山側から見た、次の目的地である男体山です。

まずは、女体山と男体山の中間地点である、御幸ヶ原へ向かいます。

御幸ヶ原へ向かうコースにも奇石が現れます。このカエルに似た「ガマ石」の口に向かって石を投げ、口の中に乗っかると、願い事が叶うようです。
そこには遠足の園児たちの行列ができていましたが、大の大人が一緒に並び、順番待ちをしているのは、自然の中では「あり」です。
そして後ろに、園児たちの順番待ちの行列ができていようと、ガマの口に石が入るまで、大の大人が投げ続けるのも、自然の中では、それはそれで「あり」です。
御幸ヶ原

御幸ヶ原
突如、現れる開けた場所には、ケーブルカー乗り場をはじめ、たくさんのお土産屋さんが立ち並んでいます。ここで山バッチの購入と思ったら、財布を車に忘れてきたみたい・・
ザックのポケットにあった2800円で何とか山バッジを購入できました。ほんとはビールとか飲みたかったけど、帰りのロープウェイの料金を残しておかなければいけません。
ビールは下山まで我慢し、男体山へ向かいます。

女体山から男体山までの道は「山頂連絡道」と呼ばれており、整備された歩きやすい登山道となっています。

整備場されていますが、山頂付近は岩場となっていますので注意しましょう。
男体山山頂に到着!


男体山山頂に到着!標高871m。女体山に比べ、山頂は広くなく展望も良くはありません。
山頂には「筑波山神社の男体山御本殿」があります。男体山は「静かな森」といった印象で落ち着いた魅力があります。女体山からは時間にして20分ほどで到着することができます。

男体山で参拝し、御幸ヶ原まで戻ります。茶屋にてかき氷を食べ休憩です。
ロープウェイで下山開始!


帰りはロープウェイで下山です。
夜間運行も行われているようで、筑波山からの夜景は、関東平野の広大な光の海を一望でき「日本夜景遺産」に認定されています。


帰りのロープウェイからも関東平野が一望できました。このロープウェイを使えば、6分ほどで下山できます。
「俺の1時間半を返せっ!」と愚痴ってるおじさんがいて、思わず失笑。
つつじが丘駐車場に下山

下山後も気になる、ゴチャゴチャした感じ。
ロープウェイを使い早めに下山したのは、茨城県のもう一つの観光地である「霞ヶ浦」に向かうためです。
霞ヶ浦に向かう!

霞ヶ浦のほとりには、水車や風車がありました。日本風であり、西洋風でもあります。


木道を歩いていると、池にはスイレンの花が、涼しげに咲いています。

スイレンの花を撮影している人たちがいたけど、はしゃいでいた僕たちは、きっと邪魔だったはず・・

木道を歩き続けたのですが、霞ヶ浦にはたどり着けませんでした。
何しに来たのやら・・
筑波山登山を終えて

都心からも近く、いつでも行ける山だと思い、避けてきた筑波山でしたが、僕たちの暮らす「関東平野」が一望できた時には、とても感動的でした。
「登りは自力で頑張り、帰りはロープウェイで下山」といった選択肢があるのも、筑波山登山の魅力です!奇石・怪石の連続で飽きることのない、登山ルートは初心者だけでなく、ベテラン登山者でも楽しめる日本百名山だと思います。
2つの山頂には、夫婦のような神様がいる。大切な人と登ってほしい、そんな優しい山だと感じました!
筑波山・山バッジ

ピッケルを持ったカエルのデザインが可愛らし山バッジ。
金色で書かれた筑波山の文字が、日本百名山の品格をあらわしているように感じました。



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