[乗鞍岳]北アルプス
2013.8.12
初の3000m級の山にチャレンジ!
乗鞍岳登山
お盆も過ぎまして、残暑が厳しい今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
先日、実家にお盆休みとあって、親戚一同が集まっていたようです。
自分はその頃、乗鞍岳に行っていたので参加できなっかたのですが。親戚の子どもがマイペース過ぎると、話題になったそうです。
学校での理科の授業で、実験室からガスの匂いが漂ってきたときに、1人の子どもが面白半分に言ったそうです。
教室が爆発するぞっ!!
子どもたちはパニック状態で、教室を出て行ったそうですが。
そんな中、親戚の子どもは、1人で目をつむって、耳をふさいでいたという・・
こんな親戚の子どもは、我が一族の期待の星です。
さて今回の旅は、北アルプスに位置する乗鞍岳です。日本百名山5座目の登頂となりました。そして初の3000m級の登山とあってドキドキ、ワクワクの旅となりました。
乗鞍岳
標高は3026m。剣ヶ峰を主峰とする山々の総称です。朝日岳、摩利支天岳、富士見岳、屏風岳など23の山と7つの湖、8つの平原から成り立っている日本百名山、及び新日本百名山に選定されている山です。
アクセス情報
長野自動車道・松本ICより60分で乗鞍観光センター
乗鞍観光センターよりシャトルバス利用40分で登山口の畳平
乗鞍観光センターに無料駐車場あり
おすすめポイント
日本百名山に選定されている
初心者向きの3000m級の山
雷鳥の生息地・高山植物の宝庫
登山口までの道のり
東京湾アクアライン入り口。
お盆休みとあって、ご覧の通りの大渋滞です。この先も渋滞覚悟で向かいます。
仕事帰りの疲れと、渋滞のイライラ解消のため、こまめに休憩をし向かいます。
眠気覚ましのフローズンアイス。
このサービスエリアのコンビニに「ラーメンおでん」なるものがありました。お腹は空いてないけど、ここでしか食べられないとなると興味がわいてきます。すると・・
地元のコンビニにもあるよっ!
そうなの? じゃーいいやっ!となるわけです。
「ラーメンおでん」は地元のコンビニで食べることとして、次のサービスエリアの双葉SAにて食事です。
ラーメンのナルトには富士山の絵が入っています。
乗鞍観光センター
深夜1時に乗鞍観光センター到着に到着。乗鞍岳の玄関口である畳平までは環境保護のためマイカー規制があります。
ここからシャトルバスを利用するため、バスの出発時間まで車中泊となりました。
ふと夜空を見上げると、数えきれないほどの星が!まるでプラネタリウムのようでした。
当初の予定では、ご来光の見える時間帯に出発する「ご来光バス」に乗り、山頂でご来光という予定でしたが、バスの始発が3時半・・
そして今の時間が深夜1時半・・どう考えても無理そうです。
朝7:00起床。寝坊してしまいました。他の登山者は支度をすませ、バスに並んでいます。
寝坊してしまいましが、今から焦ってもしょうがない。辺りを探索します。
「のりぞう君」目が怖いよぉ・・
お前、寝坊したなぁ~?
と怒られている感じがする。
シャトルバスが次々とやってきて、どんどん乗り込む登山者の姿を見て、さすがに焦ります。
このシャトルバスは、登山者の数に合わせて臨時便も出ている大変ありがたいバスです。
往復料金 2500円
雲一つない晴天からは、本日の目的地の乗鞍岳がよく見えました。
そそくさと支度をすませ、バスに乗り込みます。8月の暑い時期に、スキーやスノーボードを持ち込んでいる人が多かったのに疑問を感じましたが、乗鞍岳の玄関口である、畳平バスターミナルへ向かいます。
バスからの景色も最高です!所々に雪渓が見えてきます。
スキー板やスノーボードを積んでいた人たちは、この雪渓でスキーを楽しむようで、途中下車していきました。
畳平バスターミナル
畳平バスターミナル
こんな高地にあるようには思えないほど大きい、畳平バスターミナルは、日本一標高の高いところにあるバスターミナルです。
お土産屋、レストラン、休憩所すべて完備されています。
郵便局まで備えていますが、郵便局にしては看板がでかすぎる。
畳平
この時点で、標高は2702m。下界は真夏だというのに肌寒いです。観光客の人たちは、半袖で寒そうにしていました。
みんなの憧れ「槍ヶ岳」も見えました。
登山開始!
登山開始です。観光客でにぎわう登山道の始まりは、平坦な道のりが続きますが、広大な景色が登山者を退屈にはさせません。
さきほどのバスターミナルが、ジオラマみたいに小さく見えます。
整備された道から、だんだんとガレ場の道になっていきます。
湖が雪渓によってハート形に見えています。もちろん、ここではハート形を背景にして写真を撮っているカップルが多かったです。
富士見岳
標高2818m
乗鞍岳の最高峰である剣ヶ峰が見えてきました。まだまだ先は長そうですが、ここまでの道のりに疲れは感じません。
どことなくミッキーマウスに見える雪渓もありました。
この辺りで休憩ですが、特に休憩用のベンチなどはないので、登山者の人たちは地べたに座っての休憩姿をよく見かけました。
この辺りまでなら、子どもや家族連れでも簡単に来れると思います。
この写真だけを見てみると。
子供は半ズボンで来てるのに、この人フル装備だよ(笑)
はりきり過ぎじゃね?(笑)
みたいな・・恥ずかしい感じの写真になっています。
肩の小屋
休憩ポイントになります。昔の小学校のような、懐かしい作りの山小屋には、トイレも完備されています。肩の小屋から山頂までは、おおよそ50分の道のりです。
遠くに見える建物は、コロナ観測所です。
肩の小屋から先は、標高も高いため肌寒く、足場も悪くなってきます。観光がてらの軽装での登山は控えましょう。
蚕玉岳
2980m
この稜線を登り切れば山頂です!
乗鞍岳山頂小屋
山頂近くにある頂上小屋には、オリジナルTシャツやポストカードなどのオリジナルグッツが満載です。
最後の頂上直下では大小さまざまな岩がありますが、浮石に気を付けて登って行けば大丈夫です。
乗鞍岳山頂!
剣ヶ峰
標高3026m
乗鞍岳の最高峰剣ヶ峰に到着です。
山頂には乗鞍本宮奥宮や鳥居、神主らしき人がいました。ここだけ見ると、とても3000mの山の山頂とは思えない光景です。
思っていたより山頂は狭く、山頂標識での写真撮影のため、順番待ちの列もできていました。
休憩できるスペースを探し、お昼ご飯。気圧により、おにぎりの袋がパンパンに膨れ、標高の高さがうかがえます。
山頂からは槍ヶ岳と穂高連峰がよく見えます。
下山開始!
山頂が混雑してきたため、昼食をすませ下山開始です。
雪渓を近くで見ると、かなりの大きさと厚さがわかります。自然のスケールの大きさを感じさせる光景です。
下山時にも、景色の見どころがたくさんあり、飽きることのない帰り道です。
バスターミナルが見えてきました。
乗鞍岳は「雷鳥」の生息地でもあり、運が良ければその姿を見ることができます。
雷鳥とは
無事にバスターミナルまで戻り下山しました。お土産屋にて、山バッチを購入です。
登山を終えて
天候にも恵まれ、初の3000mの登山となりましたが、シャトルバスの利用で手軽に登ることができます。
ですが3000mの山なので、山頂までチャレンジするのであれば、それなりの装備をしていくことをおすすめします。
登りも下山も景観がよく、景色を堪能しながらの道のりには、決して疲労感はなく、むしろ贅沢な道のりだと感じました。
雪渓をはじめ、山頂での大パノラマはを堪能できる、乗鞍の大自然を味わってみてはいかがでしょうか?
山バッジ
雷鳥とコマクサのデザインの入った山バッジとなっています。標高の3026mと日本百名山のロゴが誇らしげに輝いています。
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