今回の登山計画を立てた1週間ほど前から、毎日のように当日の天気を気にしていました。
なぜなら記念すべき「バースデー登山」となるからです。日ごろの行いが試され時が来ます。
前日の天気予報では、くもり・・心配ではありますが、計画通り西穂独標の登山口である新穂高ロープウェイへ向かいました。
西穂独標について
西穂独標は標高2701m。北アルプスの入門コースとして知られていますが、西穂独標から西穂高山頂までは熟練者向きのコースとなっています。
山頂から奥穂高岳までの区間の岩稜は、北アルプスの主稜線上では屈指の難コースとなっています。
新穂高ロープウェイ(西穂高口)を利用することで標高約2,156mまで一気にアクセスできるため、北アルプスの中では日帰り登山が狙いやすい山です。
アクセス情報
- 長野自動車道、松本ICより90分
- 有料駐車場あり
おすすめポイント
- 新穂高ロープウェー展望台からの景色は、ミシュランガイドに認定
- 穂高連峰の中では、初心者向け
- 日帰り登山が可能
登山口までの道のり

東京湾アクアライン「海ほたる」
今回の旅も、まずは、東京湾アクアラインを渡ってスタート!
海上を一直線に走る道路からは、行き交う巨大なタンカー船が眺められ、いよいよ遠出が始まるワクワク感が高まります。

千葉を出発し、東京湾アクアラインで海を渡ります。
途中の「海ほたる」では、巨大な掘削ドリルのオブジェを横目にひと休み。

木更津名物のあさりまんを頬張りながら「潮干狩りの、あさりの大半は撒いているらしい」という雑学にクスッとさせられつつ、果てしない松本までへのドライブへと向かいました。
双葉サービスエリア

中央道をひた走り、双葉サービスエリアに滑り込んだのは深夜10時。
長距離運転の疲れもあってか、立ち寄った双葉SAで、私の理性が大ピンチを迎えます。

深夜22時という禁断の時間帯に食べるラーメン&餃子セットは、脳脳に染み渡る危険な美味さです。
「登山だからカロリー消化できるし!」と自分に都合の良い言い訳をしながら完食。

そして満腹になった直後にやってきたのは、最凶の敵「劇烈な眠気」
山に行く前に「もう車で寝て帰ろうかな…」という邪念が頭をよぎり、一人で必死に背伸びをして正気を取り戻すのでした。
道の駅「風穴の里」


道の駅「風穴の里」
千葉からの長距離運転に仕事終わりの疲労も重なり、眠気はついに限界突破。
急きょ、道の駅「風穴の里」に駆け込み、車中泊を決定しました。
買ってきたおやつを並べて車内でささやかな誕生日パーティーを開幕!どこか特別で思い出深い夜となりました。

朝6:00起床。天気は予報通りのくもり。これなら行ける!
その時、ポツリ・・ポツリ・・雨が・・
俺の誕生日なんてこんなもんだよ。俺の人生なんてこんなもんだよ。
と思いつつ、まだ期待している自分が好き。
地元のおじさんにトイレで会い、話をすると「今日の天気は荒れるよ」
同時に会社の人からメールがあり「千葉は大雨だよ。無理はするな」と・・
考えました・・

目にとまったのは、トイレに貼ってあったマンガ「岳」のポスターです。
山登り10訓には「山の天気は生死を分ける」と書いてある。
そして、また考えました。
「考えるな!感じるんだ!」ブルースリーの名言です。
その時、大粒の雨を感じました。
「今日は純粋に、観光を楽しもう!」
振り返ってみれば、悪天候によって途中撤退を余儀なくされたのは、あの「榛名山」での経験以来のこと。
今回は山神様が「また来なさい」と言ってくれているんだと前向きに捉え、気持ちを切り替えて観光へシフトすることにしました。
奥飛騨エリア観光!

さわんど温泉 湯の里
「今日は思いきり観光を楽しむ日」と気持ちを切り替えました!
「さわんど温泉」周辺には誰でも気軽に利用できる足湯スポットが点在しています。
ドライブや散策の合間に、雨で冷えた足先や疲れをじんわり温めるのに最適です。

温泉街のすぐ脇を流れる梓川沿いは、山々に囲まれたのどかな情景が広がっています。

雨の奥飛騨をのんびり巡りながら「次は絶対晴れの日にリベンジしてやるぞ!」と次回の楽しみがさらに膨らみます。


川のせせらぎ(増水時は迫力ある濁流)や山にかかる霧など、奥飛騨・上高地エリアならではの風情ある景色を楽しめます。

冷え切った足先をお湯に入れた瞬間「はぁ〜っ」と思わず声が漏れ出ます。
しとしと降る雨と川のせせらぎを聴きながらの足湯は、想像以上に贅沢で癒やされる時間でした。
新穂高ロープウェイ

生憎の悪天候でしたが、ありがたいことに「新穂高ロープウェイ」は運行中!
第1ロープウェイから見上げる急勾配には一瞬圧倒されましたが、乗ってみると実に揺れもなく快適な空の旅です。

乗り継ぎの第2ロープウェイでは、西穂高をはじめとする名だたる名峰たちの雄姿を感じながら標高2,156mの展望台へと向かいました。

到着した標高2,156mの西穂高口展望台は、まさに怒涛の嵐!
もの凄い風雨と極寒の世界で、思わず雪でも降ってくるんじゃないかと思えるほどの寒さです。
あまりの過酷さに展望台の滞在時間はわずか5分(笑)
それでもすぐ近くに安心のモンベルショップがあり、登山ギアの品揃えや補給拠点としての頼もしさを実感できました。
下山開始!

山に登れず、予定より遥かに早く下山することになったため、時間は山ほど余っています。
とりあえず暇つぶしにと、デジカメの連写機能でジャンプ写真を撮ったりして「無駄にテンションを上げて」過ごしました。

その後、冷えた体を温めようと帰りの温泉を探していると「今日は露天風呂の日」と書かれたのぼりを発見!
「本日6月26日……ろ・てん・ぶろ……なるほどね!」

残念ながらバースデー登山は叶いませんでしたが、最後はバイキングで自分流の誕生日パーティーを開催!
お腹いっぱい食べて、忘れられない旅の締めくくりとなりました。
登山を終えて

今回はあいにくの悪天候により、西穂高口での撤退という結果になりました。
しかし「無理をせず撤退する」という決断も、山を安全に楽しむ登山者にとっては、欠かせない大切なスキルのひとつだと実感しています。
登れなかった悔しさは当然ありますが、それ以上に「晴天の日にリベンジしてやるぞ!」という新たな挑戦への情熱が湧いてきました。
山頂には立てなかったものの、今回の旅を通して自分の足で歩く登山の魅力と奥深さを再確認し、ますます山が好きになったバースデー旅行となりました。
次こそは絶好の登山日和のもと、あこがれの西穂独標の頂を踏みたいと思います!
山バッジ

下山後はロープウェイ乗り場で、恒例の山バッジチェック。
売り場には西穂高や槍ヶ岳のバッジもありましたが、今回はあえて見送り、思い出に「新穂高ロープウェイ」のバッジを購入しました。
アルプスの山並みをバックに、可憐なスズランと2階建てロープウェイがあしらわれたお気に入りのデザインです。
「次こそは西穂独標のバッジを並べて飾るぞ!」という次回のリベンジに向けた良い目標ができました!





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